5回目の株輸入

2012年7月20日

今年に入って、アメリカチェコと続き、今回はドイツMerzig(メルツィッヒ)にある業者から輸入してみた。今年から数えると3回目の個人輸入になる。

Carnivors and more

6/11に最初の問い合わせをした。希望するハエトリソウの種類を書き、送料と植物検疫書とでいくらになるか?って具合である。

見積もりが来たのが6/16。ただ、赤いフが入るSpottyが「まだ出荷できない、6週間かかる」ってことだったので取りやめて、他の種類を選ぶことにした。

そんな流れで、2回目の見積もりが来たのが7/3。すぐにPaypalで支払って、「明日送る」と連絡来たのが7/10。本日20日に到着したので、1ヶ月以上かかっていることになる。

なぜ時間がかかるのか?それは、この業者の人は日曜しかメールをチェックしないからなのだ。暑い時期に到着すると、暑さでまいってしまうに違いないので、6月から問い合わせしたのに・・・。

 

到着状況

今回は税関で検査されてたようだ。封を開けたと書いてあるテープも貼ってあった。500円かかったらしい書類が入ってたが、通関料として200円請求された。17日に成田空港の防疫所の合格のハンコが押してあるので、向こう出てからこちらに着くまでに、約10日もかかったというワケだ。

↓ 領収書は通関料で200円の請求だった。

120720-01.jpg

↓ これが合格印。3日間どこに置かれてたんやろか。

120720-02.jpg

↓ 到着したダンンボールはB4ぐらいのサイズで厚みは5cmほど。案外大きい箱なんでビックリした。

120720-03.jpg

早速中を確認。楽しみにしていたドイツの検疫書は防疫所で抜き取られたのか入ってなかった。

↓ 注文書の写しのみが入っていた。

120720-04.jpg

植物の状態はというと・・・

ん??なんやそれぞれの袋の大きさがデカいぞ・・・。

↓ ここも、土植えから引っこ抜いて、湿らせたキッチンペーパーで包んで袋に入れてくるパターン。

120720-05.jpg

 

ハエトリソウの株の紹介

少々値が張ったが、それだけに案外デカい株ばかりが到着した。うちにあるハエトリソウの中でも最大級に当たる大きさばかりだった。

ただ、やはり懸念していた通り、暑い時期に10日も旅をしてきたので、蒸れたのか、一部黒化して枯れているのが目立った。この暑い最中、これから復活できるかどうかが勝負となる。

うちでまだ育てたことのない種類ばかり、今回は注文した。

Louchapates

あまり聞きなれない名前だが、捕虫葉のトゲは太く短く密に生え、カップトラップのように葉柄と反対側が癒着する捕虫葉で変わっているのだ。28ユーロが2株56ユーロ約5600円)。

120720-06.jpg

Paradisia

この種類は捕虫葉の内側が淡い赤をしているのと、トゲが長く少し赤いのが特徴。7.5ユーロ約750円

120720-07.jpg

Spider

この種類は葉柄が棒のようで、10cm以上伸びるのが特徴。実際到着した株の中で一番大きな袋に入っていた。12ユーロ約1200円)。

120720-08.jpg

Harmony

この種類は捕虫葉がかわいらしい。トゲは間隔を開けて生えていて、短く細いのだ。誰かがハサミで切って揃えたかのような形をしている。全部の中で、この種類だけが一番緑色が強くしっかりしていた。45ユーロ約4500円)。

120720-09.jpg

Biohazard

この種類の捕虫葉はむちゃくちゃで、波打っている。トゲは細かく、虫を取る気がないであろう形をしている。3サイズから選択できたが、BIgを選んでみた。確かに株は大きいが、捕虫葉は小さい。株の回りに小さな株が付いているので、次の春には株分かれしそうである。45ユーロ約4500円)。

120720-10.jpg

Bohemian Garnet

オマケで付いてきた。全体に紅色をしていて、捕虫葉のトゲは短いのが特徴。

120720-11.jpg

Tiger Fangs

これもオマケ。捕虫葉のトゲはシャーク系で、トゲの根元は太いが先にかけて急激に細くなる。まるでトラの牙のようなのでこの名が付いた。

120720-12.jpg

 

他かかった料金は、検疫書20ユーロ・Paypal手数料11ユーロ・送料9.5ユーロであった。

ドイツのこの業者さんは、種類が多いものの、サイトをぱっと訪れただけでは何をしたらいいのかわからないのが特徴である。サイトの下部にあるリストをクリックしてメールのやりとりで購入することになる。

だからこそ、案外穴場かもしれない。

株の大きさは金額に比例して保証できるが、メールのスパンが1週間単位のため、時間がかかるのが痛いところだ。

 

早速、今回のために買っておいた素焼き3号鉢に生水ゴケで全て植えた。3.5号か4号でもよかったかな・・・。

モンスタープレミアム購入

2012年6月29日

ひっさびさに、ヤフオクでハエトリソウを買いました。本日到着。

捕虫葉自体はそない大きくないんやけど、エレクタ系ってことで、元気良さそうやったので、思わず購入した次第です。

↓ 早速、素焼き3号鉢に植え替えました。

120629-02.jpg

 

この前試しに土から水ゴケに植え替えてみた、Korean Melody Sharkが4株とも調子がいいです。口の直径が5cmぐらいの、小さな素焼き鉢を4個買ってきたので、ついでに3株ほど植え替えました。

CUDOについて感じたこと

2012年6月26日

CUDOを新たに輸入して、はや3週間が過ぎた。

購入先以外の海外のサイトの説明を見ても、たいがい「成長が遅い」と書いてある。

なので、最初はそう思っていたが、よくよく観察してるとそうでもない気がするのだ。

 

ワシの育てている環境下では、CUDO以外のハエトリソウは捕虫葉の枚数が平均6枚ぐらいか。ちゃんと数えて平均を取ったものやないけど。

CUDOだけでみると、平均は10枚以上を超えている。

↓ 昨年秋に輸入した株。次々に葉が展開している。

120626-01.jpg

 

最初は葉が枯れにくいだけかと思っていた。そう去年輸入した上の画像の株は、春から展開し始めた捕虫葉は1枚も枯れていない。

そしてそれだけが原因かと思ってたが、実際は違うように思う。葉芽が出てきたかと思うと、約1週間~10日で捕虫葉は大きくなって開くとこまでいくのだ。

他のハエトリソウでは、葉柄が伸びきるまでにも、捕虫葉が大きくなって展開するのにも、CUDO以上に時間がかかってる気がする。

そう考えると、全然成長は遅くない。むしろ早い方じゃなかろうか。

 

もう1つ気がついたことがある。それは葉の展開が中心を軸にして中から放射線状に外に広がっていく他の種類に対し、このCUDOは横に這っていく。

イメージとして、株から葉が出てくるのではなく、葉の基部の成長点が移動していく感じ。成長すればするほど、成長点は横側に移動するのだ。

上の画像の株もしかりだが、今回輸入した4株も全部横這いになっている。

↓ 今回輸入した株のうちの1つ。奥の葉は枯れている。そう、たいがい輸入した株は元々付いてた葉は枯れてしまうので気にならない。手前が成長点。横這いになってるでしょ。

120626-02.jpg

↓ 次も今回の輸入株。これは左側が枯れている。右側は成長点。これも横這いになっていることが分かると思う。

120626-03.jpg

たぶん、葉柄が伸びない分横に這っていくことで、捕虫葉のスペースを確保しているように思われる。

 

以上2点、気付いたことをまとめてみた。

花芽は出てこないらしいので、株移動(斜め下に株が成長していく)はないにしろ、株がどう分かれるとか興味いっぱいである。

最初はへんちくりんで眼中になかったが、実は全く虫を取る気はないだろう捕虫葉をどんどん展開するおもろいヤツなのだ。